私たちは 名古屋大学奇術研究会のOBです。

その 名古屋大学奇術研究会は 1957年(昭和32年)に産声を上げました。
その年に入学したばかりの奇術好きの新入生 伊藤勝彦と加藤友康の二人が出会って 「名古屋大学奇術同好会」 をスタートさせたのです。
それからの5〜6年ほどはまさに創成期でした。
各地に散在していた蛸足キャンパスをつないで週一回の例会から、キャンパス集結、サークル室の建設を機に 名大祭、夏合宿、発表会、文集発行、春公演旅行、各地慰問、東海奇術家協会への参加・・とクラブとしての活動を充実させ「名古屋大学奇術研究会」へと発展しました。
以来50有余年 年々活動は伝承され今日に至っています。

この間に育ったOBも200名を超えました。中には 海外や国内でのカンファレンスに優勝し今なお活躍を続けるOBも居ます。
奇術を見せることは無くなったOBも奇術研究会を通じて現役時代に培ったものを社会生活の基盤に加えて活躍しています。

私たち 名古屋大学奇術研究会のOBは 歴史を積み重ねてきたという自負と、今なお現役諸君が歴史と風土を積み重ねてくれているという喜び、を持っているのです。

昨2007年は創立50周年に当たりました。そこで現役諸君の第42回発表会においてOB会からも挨拶をしました。 その際に 伊藤勝彦OB会会長が作られた挨拶文を掲載しておきます。
OB会から一言ごあいさつ申し上げます。
  振り返りますと今から50年前、1957年(昭和32年)4月、私が名古 屋大学へ入学しました時、鶴舞の医学部講堂で「新旧学生交換会」が開かれま した。その折、奇術を演じた人がいましたので、すぐに訪ねましたら、その人 も新入生とのことで意気投合して、名大に奇術クラブを作ろうと言う事になり ました。
 彼、加藤君と私とは中学時代から奇術をやっていて、カード・ボール・シル ク等を持っていましたので、ポスターの入会募集で入られた4〜5名の会員に 簡単なマジックを週1回の例会で教え始めました。しばらくして、先生も2名 入られました。
 当初は正式な文化サークルとして認められず、任意の趣味の会として「名大 奇術同好会」と言う名前を付けました。
 そして3年後の1960年、分散していた各学部が現在の場所「山手通り」 に集結し、豊田講堂も落成して、初めてのフェスティバル「第1回名大祭」が 4日間にわたり盛大に行われました。
 早速、豊田講堂への出演を申し込みましたが、なかなか許可してもらえず、 何度も交渉してやっと認められました。そして8名程の会員で一生懸命演じま したので、大変な好評を頂く事が出来て、翌年には名大祭実行委員会からぜひ 出演して下さいと声が掛かり、以後ずっと続いています。
 そして、1964年(昭和39年)には、第1回の発表会が中区役所ホール で開かれました。その時の出演者は20名ほどで、スライハンドマジックと称 する小手先を使った物から、中道具・大道具まで多彩な奇術を演じました。  勿論、今から思えばまだまだ幼稚な演技でしたが、出演者は皆一生懸命演じ て観客の皆さんに喜んでもらえて、深い感動・感激を味わいました。
 以後、本当に長年の間、大勢の会員に引き継がれて、今日ここに第42回の 発表会が開かれました事は、私達OB会員一同心より嬉しく思いますと共に、 本日ご来場の皆様並びに、長年にわたりご支援下さいました大勢の方々に、現 会員共々厚く御礼申し上げる次第です。どうぞ最後までお楽しみ頂き、温かい ご声援をお願いいたします。

平成19年12月1日 会長 伊藤勝彦

OBへ
お願い
OB会は現役諸君の活動支援を主な活動としていますが、世代を超えて絆を繋いで行く役目も果たしています。基本的に入退会自由となっていますが、まだ連絡が取れず、ご案内の出来ない方もおられます。ご存知の方などで誘い合わせて参加していただきますようお願いいたします。

(2008.11 文責 梶浦彪)